チラシのコストを抑えながら反響を落としたくない。そう考える事業者の方は多いはずです。ポスティングが再注目されている今、インターネット広告に押されて下火になりかけていたアナログ広告が、むしろ地域密着のビジネスにとって有効な手段として見直されています。
ただし、ポスティングは「安ければいい」というものではありません。価格だけを基準に業者を選ぶと、かえって成果を落としてしまうケースもあります。この記事では、ポスティングで費用を抑えながら効果を上げる具体的な方法と、安さの裏に潜む注意点まで、現場の視点で詳しく解説していきます。
ポスティングを安く抑えて効果を上げる5つのポイント
ポスティング費用は抑えたいが成果は出したい。これは広告を出す側であれば誰もが思うことです。しかし、やみくもに枚数を減らしたり安い業者を探したりするだけでは、狙った効果は得られません。
ここでは、費用を抑えながら成果を上げやすくなる5つの方法を、それぞれの判断基準とあわせて解説していきます。
配布期間を長めに設定する
ポスティング期間とは、依頼してから配布が完了するまでの長さを指します。請負会社によって配布にかかる期間は異なりますが、短期間や一日単位でスピードを求めると料金が高くなる傾向があります。
反対に、締め切りに余裕をもたせて長期間での配布を依頼できる場合は、業者側も配布員のスケジュールを調整しやすくなるため、費用が安くなる傾向があります。セールやイベントの告知であっても、できるだけ早めに計画を立てて依頼することが、結果的にコストを下げる近道になります。
配布エリアを限定しすぎない
ポスティングエリアとは、その名前の通り広告を配る範囲のことです。特定の地域やマンションだけをピンポイントで狙う「単独配布」は、ターゲットの目に触れやすく効果が期待できる一方で、費用は高めになります。
これに対して、他社のチラシと一緒に配布するエリアフリー配布を採用すると、ポスティング価格は下がります。似た仕組みに、複数の広告を同じ配布員がまとめて配る併配という方法もあります。この併配がなぜ安くなるのかは、併配ポスティングが安い理由について解説している記事で詳しく触れています。ターゲットが広く、単独配布ほどの精度を求めない商材であれば、エリアを絞りすぎない方が総合的にコストパフォーマンスは良くなります。
配布物をまとめて発注する
配布物にはチラシやハガキ、封筒タイプなど多種多様なものを作ることができますが、印刷とポスティングを別々の業者に頼むと、やり取りの手間もコストも増えがちです。
ポスティング業者によっては印刷からポスティングまで一手に引き受けてくれることもあり、さらには配布完了後にどの地区へ何枚配ったかという報告書を提出してくれる業者もいます。印刷とポスティングをまとめて発注することで、枚数や納期の調整がしやすくなり、結果的に単価が下がりやすくなります。
また、大手のポスティング会社ではコラボポスティングが有効です。自社のチラシだけでなく、他業種のチラシと共同で配布することで、一枚あたりの配布コストを抑えられます。どのくらいの費用になるかは、依頼前に見積もりを取って比較するのが確実です。見積もりの取り方や注意点はポスティング広告の見積もりについて解説している記事も参考になります。
市場調査をしてから枚数を決める
ポスティングをする際には市場調査が必要です。配布エリアの世帯数や住宅の種類、競合の有無を把握せずに「とりあえず多めに配る」という発注をしてしまうと、無駄な印刷費と配布費がかさみます。
市場調査をすることで広告を無駄にばら撒くことがなくなり、必要枚数だけを依頼できるので費用を抑えられる場合もあります。ただし、ポスティング業者によっては独自のデータやノウハウを持っている業者もいますので、自社だけで判断せず、まずは業者に相談することをおすすめします。地域の特性を踏まえた配布戦略については、ランチェスターの法則を活用した地域密着型ポスティングの考え方も参考になります。
配布エリアと配布物の相性を工夫する
ポスティングの仕方を工夫することで、同じ枚数でも効果や反響が上がることがあります。
例えば、リフォームやリノベーションなどのチラシは持ち家や分譲マンションの住民がターゲットに適しています。この場合は、賃貸物件を避けて配布するよりも、むしろ建物が多くある範囲全体へ配布依頼する方が、選別の手間がかからずコストを抑えられることがあります。逆に、特定の年齢層や世帯構成を狙いたい商材であれば、多少コストをかけてでもエリアを絞り込んだ方が費用対効果は高くなります。どの業種にどんな配布方法が向いているかは、ポスティングが効果的な業種について解説している記事でも整理しています。
ポスティング配布物の種類と特徴
配布物は郵便受けに入れさえすれば、アイデア次第でさまざまなものを作ることができます。配布物の種類によってコストも反響の出方も変わってくるため、商材や目的に合わせて選ぶことが大切です。
この章ではポスティング配布物にどのような種類があり、どんな特徴があるのか、代表的なものを解説していきます。
チラシ
ポスティングの中では一番ポピュラーな広告です。紙質やモノクロ・カラーの別、枚数などの条件によって料金が変動しますが、1枚1.1円で印刷をしてくれる業者もあります。もっとも低コストで始めやすい配布物であり、まずチラシで反響を試してみるという使い方にも向いています。
ハガキ
ハガキ様式には、ポストカードタイプと圧着ハガキタイプがあります。どちらのタイプもチラシと比べて多くの情報を載せることが可能ですが、コストはやや高くなります。開封の手間がないポストカードタイプは目に触れやすく、情報量を増やしたい場合は圧着タイプが向いています。
封書
チラシやハガキのほかに、広告を封筒に入れてポスティングを行う方法もあります。封筒は開けるという一手間が発生するため、中身を見てもらえる可能性は下がりますが、開けてもらえれば丁寧な印象を与えやすいという特徴があります。
ただし、開封してもらいやすくするために割引券やクーポン券などを封入する必要があります。制作の手間とコストがかかる分、他の配布物よりも反響の質を重視したい場合に向いた方法です。
その他の配布物
紙以外の配布物だと、引越業者や水回り修繕業者のマグネット広告があります。割高になる場合は多いですが、紙の広告と差別化することができます。
マグネットに関して言えば、紙類より制作やポスティングにコストはかかりますが、冷蔵庫などに貼られてすぐに廃棄されにくいため、高レスポンスが期待できる配布物といえます。繰り返し利用されるサービスや、緊急時に思い出してもらいたい業種との相性が良い配布方法です。
ポスティングが安い業者には注意が必要な場合もある
ポスティング業者の中には安さを売りにしている業者もありますが、中には不正をしている業者もいます。配布したと報告しながら実際には配布していない、指定エリア外に配布している、といったトラブルは残念ながら存在します。
そこで信頼できるポスティング業者の見分け方として、納得できる料金設定なのか、ポスティング完了後に報告書を提出してくれるかなどが判断材料になります。配布員の管理体制や安全教育がきちんとしているかどうかも、業者選びの重要なポイントです。業界には「ポスティング安全性評価制度」という仕組みもあり、こうした第三者評価の有無も信頼性を判断する材料になります。
ただし料金とサービスは比例するとは限りませんので、自社の要望と予算を併せて業者を決定することがよいでしょう。また、配布して終わりではなく、どれだけ反響があったのかを振り返ることも大切です。費用対効果の考え方はポスティングの効果を測定する損益分岐点について解説している記事で、業種ごとの向き不向きはポスティングの費用対効果と向いている業種について解説している記事で整理していますので、あわせて確認してみてください。配布する時間帯によっても反響は変わってくるため、ポスティングの適切な配布時間について解説している記事も参考になります。
まとめ
広告の内容によって配布エリアや配布の仕方を変えることができ、配布予定数が決まっている場合、まとめて印刷することをおすすめします。配布期間に余裕を持たせる、エリアを絞りすぎない、市場調査をもとに枚数を決める、こうした工夫の積み重ねが、無理なく費用を抑える結果につながります。
名古屋のポスティングでも、さまざまな創意工夫により費用を抑えることが可能です。自社のエリアや商材に合わせたプランについては、ポスティングの料金・配布プランのページもあわせてご覧ください。
ポスティングの内容や予算に応じた最適なプランは業者によって異なります。まずはお気軽にポスティングのご相談・お見積りからお問い合わせください。
