自社のサービスや商品を広告で届けようとするとき、最初にぶつかるのが「どの媒体を使うか」という選択です。媒体選びを誤ると、どれだけ良いデザインのチラシや広告を作っても、見てほしい相手に届かないまま予算だけが減っていきます。
私たちは日常の中で、家に届くチラシや街中の看板、インターネットを使っているときに表示される広告など、様々な種類の広告を目にしています。最近はインターネットの普及でアナログ広告の比率は下がる傾向にありますが、使い方次第ではデジタル広告にはない圧倒的な存在感を発揮できるのもまた事実です。
この記事では、アナログ広告とデジタル広告それぞれの特徴やメリット・デメリットを整理したうえで、数ある広告手段の中からなぜポスティングを選ぶ意味があるのか、現場で見えてくる判断基準とあわせて詳しく紹介します。
広告のカテゴリーを整理する
広告を選ぶ前提として、まずは広告全体がどう分類されるのかを押さえておく必要があります。私たちがよく目にする広告は、大きく「アナログ広告」と「デジタル広告」の2つに分けられます。
紙やモノとして存在するアナログ広告
アナログ広告は、紙など実際に手に取れる形で存在する広告です。私たちの日常生活に当たり前のように溶け込んでいるため、デジタル広告のような「追いかけられている」という嫌悪感を持たれにくく、比較的受け入れられやすいという特徴があります。
アナログ広告の主な種類としては、新聞広告・折込広告・交通広告・ポスティングの4つが挙げられます。
- 新聞広告:新聞紙面そのものに掲載される広告
- 折込広告:朝刊などに折り込まれて配達される、スーパーの特売チラシやパチンコ店の新台入れ替え告知など
- 交通広告:電車の中吊りやバス停、車内の掲示物など交通機関を利用した広告
- ポスティング:チラシを各戸のポストへ直接投函する広告手法
折込広告とポスティングはどちらも紙のチラシという点で似ていますが、配布の仕組みや狙えるエリアの細かさが異なります。この違いについては「チラシ配布とポスティングの違いとは?意味と使い分けを解説」で詳しく解説しています。また交通広告との比較は「車内広告とポスティングの違いとは?」にまとめていますので、エリアや単価感で迷っている方は参考にしてください。
WEBやメール上で展開されるデジタル広告
デジタル広告はWEB広告やネット広告とも呼ばれ、主にWEBサイトやメールに掲載される広告を指します。アナログ広告と大きく異なるのは、ユーザーの行動履歴や年齢・性別などで配信対象を絞り込める「指向性」と、表示した広告に対してユーザーがクリックなどで反応する「双方向性」という2つの性質を持っている点です。
デジタル広告の代表例が「リスティング広告」です。これには検索連動型広告とコンテンツマッチ広告の2種類があり、パソコンやスマートフォンで何かを検索しているユーザーに対して、広告主のWEBサイトへの誘導を行う仕組みになっています。ユーザーが実際に検索したキーワードに合わせて広告を表示できるため、数あるデジタル広告の中でもニーズの高い層に直接アプローチできるのがメリットです。
また、あまり聞き慣れないかもしれませんが「純広告」と呼ばれるデジタル広告もあります。これは昔から存在するデジタル広告の一種で、テキスト広告やバナー広告に細分化されます。サイト内の一定の枠を買い取り、広告画像やテキスト、動画などを掲載する形式です。純広告の大きなメリットは、枠を買い取ることで一定期間同じ場所に広告を表示し続けられ、結果として多くのユーザーに繰り返しリーチできる点にあります。
デジタル広告は精度の高いターゲティングと効果測定のしやすさが強みですが、広告への警戒心から無意識にスキップされやすい、運用に専門知識が必要といった側面もあります。ポスティングを含むアナログ広告の目的自体を見直したい場合は「ポスティングをおこなう目的とは」も合わせて読んでみてください。
ポスティングを選択する意味
ここまでポスティングを含むアナログ広告・デジタル広告の特徴を見てきましたが、改めて「数あるアナログ広告の中で、なぜポスティングを選ぶのか」という問いに答えていきます。
配るエリアと建物を自分で決められる
ポスティングを選ぶ最大の理由は、配布するエリアや建物の種類を細かく限定できることで、他の広告よりも届けたい相手に対するリーチ力が高くなる点にあります。新聞広告や交通広告は、不特定多数に広く届く代わりに「誰に届いているか」をコントロールしにくい広告です。一方ポスティングは、町丁目単位、さらには戸建てと集合住宅の区別までつけて配布エリアを設計できます。
例えば店舗から半径何キロ圏内の住宅にだけ配る、新築エリアに重点的に配布する、といった戦略も可能です。エリアの絞り方次第で同じ枚数でも反響率が変わってくるため、配布計画を立てる段階が非常に重要になります。具体的な絞り方のコツは「配布エリアを選ぶコツ!地域特性を活かしたポスティング戦略とは」で紹介していますので、これから配布エリアを決める方はぜひ目を通してください。
また、集合住宅と戸建てでは反響の出方や配布のしやすさも異なります。集合住宅に絞って配布する考え方は「集合住宅に絞ってポスティングをする意味とは?」、戸建てを中心に配布する考え方は「戸建を中心にポスティングを行う理由とは?」で詳しく解説しています。どちらに重点を置くかによって、チラシの内容や投函のタイミングも変わってきます。
紙媒体だからこそできる工夫がある
ポスティングのチラシは紙媒体という特性を活かした工夫がしやすいのも強みです。例えば、チラシの端にクーポンをつけておくと、受け取った相手が「せっかくの機会だし」と来店や問い合わせにつながりやすくなります。これは画面上をスクロールして消えていくデジタル広告にはない効果です。
また、紙媒体は手元に残しやすく保管されやすいという特徴があるため、投函した瞬間だけでなく長期間にわたって反響が発生する可能性がある点も見逃せません。冷蔵庫に貼られたチラシや、財布に入れられたクーポンが数週間後に効果を発揮するというのは、ポスティングならではの現象です。チラシの紙質や厚み、デザインによっても保管されやすさは変わってくるため、「ポスティングに最適な紙の種類とは」も参考に、用途に合った紙選びをしておくと効果を伸ばしやすくなります。
地域密着型のビジネスと相性が良い
ポスティングは配布地域を細かく設定できる特徴から、宅配ピザや寿司のデリバリーサービス、地域に根差した不動産会社や学習塾など、商圏が限られる業種と特に相性が良いとされています。来店エリアや配達エリアが決まっているビジネスほど、不特定多数に広く届ける広告よりも、狙ったエリアに確実に届く広告のほうが費用対効果が高くなる傾向があるためです。
実際に、地域密着で店舗運営を行う業種がポスティングを選ぶ理由は具体的な事例からも見えてきます。例えば「行列のできる鍼灸整骨院がポスティングを選ぶ理由とは」や「エステサロンのポスティングとは?」では、来院・来店エリアが決まっている業種がどのようにポスティングを活用しているかを紹介しています。また、求人募集でも近隣在住者をターゲットにできるポスティングは有効な手段で、「ポスティングが求人に適している理由とは?」も参考になります。
他の広告と比べてどう判断するか
広告を選ぶ際は、「とにかく多くの人に見てもらいたいのか」「狭いエリアでも確実に反応が欲しい相手に届けたいのか」をまず明確にすることが判断の出発点になります。不特定多数への認知拡大を狙うなら新聞広告や交通広告、デジタル広告のほうが向いていますし、特定の商圏内で確実に反響を得たいならポスティングが有利です。
それぞれの広告にメリット・デメリットがある以上、どれか一つが万能ということはなく、目的に合った広告を選ぶことで初めて効果が最大化されます。複数の広告を組み合わせて使うことも含めて、まずは自社の商圏と狙いたい層を言語化するところから始めてみてください。ポスティングそのものの仕組みや基本的な進め方を知りたい方は「ポスティングとは(基礎知識)」もあわせてご覧ください。
まとめ
今回は、アナログ広告とデジタル広告それぞれの特徴を整理したうえで、数ある広告手段の中からポスティングを選ぶ意味について紹介しました。配布エリアを細かく限定できる点、紙媒体ならではの工夫ができる点、地域密着型のビジネスと相性が良い点は、ポスティングならではの強みです。
株式会社ポスティングサービスでは、配布だけでなくチラシのデザインや印刷といった業務も一社で対応しています。料金プランについては「ポスティングの料金・配布プラン」でご確認いただけます。ポスティングのご依頼やご相談をお考えの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
