ポスティングというと、住宅街のポストへチラシを配る方法を思い浮かべる方が多いかもしれません。一方で、企業や店舗、オフィスだけを対象にした事業所ポスティングという配布方法があるのをご存じでしょうか。法人向けサービスを案内したい場面で活用されるケースが多く、地域密着の営業手法として選ばれています。
ただ、事業所ポスティングの活用先は企業だけではありません。オフィスには毎日たくさんの人が働いており、ランチやテイクアウト、仕事帰りに立ち寄れる店舗を探している方は少なくないでしょう。届けたい相手を会社そのものと考えるか、そこで働く人と考えるかで、チラシの使い方は大きく広がります。
例えば、近くのオフィス街へランチメニューを案内したり、ジムや整体院のキャンペーンを知らせたりと、地域のお店にとって役立つ使い方は意外と豊富です。この記事では、事業所ポスティングの基本から、法人向け営業と従業員向け販促、それぞれに向いている活用方法までご紹介していきます。
事業所ポスティングとは?一般住宅への配布との違い

事業所ポスティングとは、企業や店舗、オフィスビルを対象にチラシを配布する方法です。一般住宅へ幅広く届ける通常のポスティングとは異なり、配布先を事業所に限定できる点が大きな特徴といえます。法人向けサービスを案内したい場面はもちろん、オフィスで働く人へ身近なお店やサービスを知らせる手段として選ばれるケースが増えてきました。
一般住宅への配布と事業所ポスティングでは、チラシを手に取る人や利用シーンが異なります。まずは、それぞれの違いを簡単に見ていきましょう。
| 配布先 | 主なターゲット | 向いている業種・サービス |
|---|---|---|
| 一般住宅へのポスティング | 地域住民・ファミリー層・高齢者 | 学習塾、リフォーム、不用品回収、住宅関連サービス |
| 事業所ポスティング | 企業の担当者・店舗オーナー・オフィス勤務の従業員 | 法人向けサービス、飲食店のランチ・弁当、整体院、フィットネスジム、クリーニング、求人募集 |

法人向け営業に事業所ポスティングが選ばれる理由

法人営業では、電話や飛び込み訪問だけで新規のお客様を増やすのが難しくなっています。担当者につないでもらえなかったり、営業自体を受け付けていない会社は少なくありません。その点、事業所ポスティングなら企業や店舗へ資料を届けられるため、まずは会社の存在やサービス内容を告知するきっかけを作れます。
また、配布エリアや業種を細かく選べる点が大きな魅力です。例えば、オフィス街の企業だけ、工業団地の製造業だけ、ロードサイドの店舗だけというように、届けたい相手へ絞った配布ができます。インターネット広告のように検索履歴に左右されず、その地域で営業している企業へ直接アプローチできるのは事業所ポスティングならではの強みといえるでしょう。
さらに、チラシはサービスの魅力をしっかり伝えやすい広告手段でもあります。料金や導入事例を載せたパンフレットを添えたり、分かりやすい図やイラストを使って特徴を紹介したりと、情報量を調整しやすい点がメリットです。
事業所には企業だけでなく働く人というターゲットがいる
事業所ポスティングというと、経営者や総務担当者へ向けた法人営業の手法という印象を持つ方が多いです。しかし、実際にチラシを手に取るのは会社だけではありません。その建物で毎日働いている従業員も、地域のお店やサービスを利用する身近な消費者です。
オフィスや工場、店舗には、同じ場所へ定期的に通う人がまとまって集まっています。住まいはそれぞれ違っていますが、平日の昼間は同じエリアで過ごしているため、地域密着型の販促と相性が良い環境といえるでしょう。住宅街への配布とは異なる、新しいアプローチ先として考えることができます。
つまり、事業所ポスティングは法人向けサービスだけの広告手法ではありません。企業を相手にするBtoBと、働く人へ情報を届けるBtoCの両方に活用できる点が、大きな魅力の一つです。
飲食店のランチや仕事帰り需要など身近なサービスの活用事例
働く人をターゲットにする場合は、勤務中や休憩時間、仕事帰りといった日常の行動を意識すると、チラシの内容を考えやすくなります。特に職場の近くで気軽に利用できるサービスは、興味を持たれやすいでしょう。
例えば飲食店なら、ランチメニューやテイクアウト、仕事帰りに立ち寄れるお得なセットの案内が効果的です。また、仕出し弁当やデリバリーサービスは、部署単位や会議用としてまとめて注文されるケースがあります。個人利用だけでなく、職場全体へ広がる可能性がある点を見逃せません。
さらに、整体院やマッサージ店、フィットネスジム、美容室などが事業所ポスティングと相性の良い業種です。仕事で疲れた体をケアしたい、帰宅前に用事を済ませたいというニーズに応えやすく、勤務先の近くにあるという安心感から、新しいお店やサービスを試してもらいやすくなります。
業種によって変わる!成果につながりやすい配布エリアの考え方

事業所ポスティングを成功させたいなら、まず考えたいのは、誰に来店してほしいのか、誰に商品を使ってほしいのかという点です。配布エリアを決める前に、普段利用しているお客様がどんな場所で働いているのかを紙に書き出してみましょう。この一手間をかけるだけで、配るべき場所が見えてくるからです。
例えば、法人向けのサービスを案内したいなら、企業が集まるオフィス街や工業団地が候補になります。税理士やOA機器、オフィス清掃ならオフィスビルが多い地域、工具や産業廃棄物処理、工場向け人材サービスなら製造業が集まるエリアが狙い目です。まずは自社の近くで対象となる会社がまとまっている場所を地図で探し、配布先を絞る方法から始めてみてください。
一方で、先程お伝えした飲食店や整体院、美容室、フィットネスジムなど働く人をお客様にしたい業種なら、オフィス街や駅前の事業所への配布が効果的です。昼休みに利用できるランチ、仕事帰りに立ち寄れるサービスは、勤務先の近くにあるだけで選ばれやすくなります。
配布前に確認したい商圏分析とターゲット選びのポイント
事業所ポスティングは、ただ会社が多い場所へ配れば反響が出るというものではありません。まずは、自社のお客様になりそうな人がどこで働き、どんな行動をしているかを整理するところから始めましょう。例えばランチ需要を狙う飲食店ならオフィス街、工場向けサービスなら工業団地というように、利用する人の姿を具体的に思い浮かべるだけで配布エリアはかなり絞り込めます。
配布先を考えるときに便利なのが、Google マップです。店舗や会社を検索して周辺を表示し、徒歩で来店できそうな範囲やオフィスビルの集まり具合を確認してみてください。さらに、ストリートビューを使えば建物の規模やテナントの種類、事業所が密集している通りまで事前に把握できます。
もう一つ意識したいのは、競合店が多い場所だけを避けようと考えすぎない点です。近くに似た店舗やサービスがあるということは、そのエリアに需要がある証拠であると考えられます。まずは店舗から徒歩5〜10分ほどで利用しやすい範囲をGoogleマップで確認し、その中にある事業所へ小規模に配布して反応を比べてみる方法がおすすめです。
事業所ポスティングは企業と働く人に届けられる広告手法

事業所ポスティングは、会社へサービスを提案するだけでなく、その場所で働く従業員へ情報を届けられる点が大きな特徴です。法人営業のきっかけづくりから、ランチや仕事帰りに利用される店舗の集客、求人募集等、目的に合わせて幅広く活用できます。
成果を高めるには、やみくもに広い範囲へ配るのではなく、ターゲットが集まるエリアを見つける工夫が欠かせません。オフィス街、工業団地、商業エリアなど、業種に合わせて配布先を選び、小さな範囲から反応を確かめながら調整していく方法がおすすめです。
株式会社ポスティングサービスでは、法人向けの営業チラシから、オフィスワーカーを対象にした店舗販促まで、目的に合わせた事業所ポスティングに対応しています。エリアの選定や配布方法で迷った場合も、業種やターゲットに合わせたプランをご提案しておりますので、事業所へのチラシ配布を検討されている方はお気軽にご相談ください。

