チラシを手に取ったとき、多くの人が最初に見るのは文章ではなく写真やイラストです。どれだけ良いサービスや商品を紹介していても、画像がない紙面では魅力が伝わりにくい場合があります。最初の印象で興味を持ってもらえるかどうかが、読まれるチラシを作る第一歩になるでしょう。
一方で、画像なら何でも使えば良いというわけではありません。ネットで見つけた写真をそのまま使うと著作権の問題が起こる場合があり、画質が低い画像では印刷した際にぼやけてしまうからです。チラシに合った画像を選ぶには、いくつか知っておきたい基本があります。
この記事では、チラシに適した写真やイラストの選び方をはじめ、著作権の考え方や印刷に必要な解像度、初心者が使いやすい素材サイトまで整理しました。画像選びで迷いやすいポイントを一つずつ整理しながら、すぐ実践できるコツをお伝えします。安心して使える画像を選び、伝わるチラシ作りに役立ててください。
伝わるチラシは画像選びが違う!業種に合った写真・イラストの選び方

チラシに使う画像は、見た目のおしゃれさより、何を伝えたいかがひと目で分かるものを選びましょう。例えば飲食店なら料理、クリーニング店なら仕上がった衣類、美容室なら施術後のヘアスタイルなど、お客様が気になる場面を見せる工夫が欠かせません。
地域のお店を例にすると、名古屋で親しまれている味噌カツを湯気まで伝わるように撮影した写真なら、説明文を読む前に美味しそうという印象を持たれやすくなります。イラストを使う場合も同じで、サービスの流れや使い方が一目で分かる画像を選ぶと、内容を理解しやすくなるでしょう。
| 業種 | おすすめの画像 | 避けたい画像 |
| 飲食店 | 一番人気の料理や商品の写真 | 店内だけの写真 |
|---|---|---|
| 美容室 | カットやカラー後の仕上がり | 外観だけの写真 |
| 整体院・整骨院 | 施術の様子やスタッフの笑顔 | ベッドや機器だけの写真 |
| 不動産 | 明るく見える室内写真 | 建物全体だけの写真 |
ネットの画像は使える?チラシで知っておきたい著作権の基本
インターネットで見つけた画像なら、そのままチラシに使えると思っていませんか。Google検索で表示された写真や、SNSに投稿されている画像、Instagramのスクリーンショットを無断で使用する行為は避けなければなりません。著作権を侵害すると、損害賠償のトラブルにつながる場合があります。
無料で配るチラシや地域イベントのお知らせなら問題ないと考える方がいますが、お店や会社の集客、認知度アップを目的としたチラシは商用利用にあたります。そのため、無料素材であれ自由に使えるとは限りません。画像を使用する前には、利用規約を必ず確認してください。
利用規約では、加工して使えるか、作者名のクレジット表記が必要か、人物写真に用途の制限があるか、この3点は特に確認しておきましょう。サイトによってルールは異なるので、昨日まで使えた方法が別の素材サイトで通用するとは限りません。

無料と有料はどう違う?チラシに役立つ素材サイトの選び方

チラシに使う画像は、無料素材だけで十分に作成できます。ただし、無料だからといって、すべてのケースに向いているわけではありません。予算やチラシの目的に合わせて、無料と有料を使い分けると満足度の高い仕上がりになります。
例えば、写真ACやPixabayは費用をかけずに利用でき、初めてチラシを作る方に使いやすい素材サイトです。一方で、多くの人が利用しているため他社のチラシと写真が重なる場合があり、無料会員では1日のダウンロード数に制限が設けられているサイトがあります。反対に、PIXTAやAdobe Stockは1枚数円〜数千円ほどかかるケースがありますが、高品質な写真が多く、競合と似た印象になりにくい点が魅力です。
予算に余裕がない場合は、写真ACやPixabayを中心に活用し、メインで目立たせたい一枚だけPIXTAなどの有料素材を選ぶ方法がおすすめです。チラシ全体の費用を抑えながら、第一印象につながる写真だけ品質を高められます。すべてを無料か有料で揃えるのではなく、目的に合わせて上手に使い分けてみましょう。
印刷で失敗しないために!画像の解像度と画質の基本
スマートフォンではきれいに見えていた写真が、印刷するとぼやけたり、モザイクのように見えたりした経験はありませんか。その原因は、多くの場合、画像の解像度が印刷に足りていないからです。画面で見る画像と印刷用の画像では、求められる品質が大きく異なります。
カラーのチラシを印刷する場合は、350dpi程度の解像度が目安です。ホームページやSNSで使われる画像は72dpi前後が多く、そのまま印刷すると画質が粗くなる場合があります。dpiが分からないときは、画像サイズを確認してみましょう。A4サイズで大きく使うなら、横3508×縦2480ピクセル以上あれば、きれいに印刷しやすくなります。
最近のスマートフォンで撮影した写真は約1,200万画素以上ある機種が多く、画質は十分なケースがほとんどです。ただし、LINEで送られてきた写真は自動で縮小され、印刷には向かない状態になっている場合があります。画像を受け取る際は、メールに原寸で添付してもらうか、ギガファイル便を利用して元のサイズのまま受け取りましょう。
見やすさが変わる!画像を引き立てるレイアウトのコツ
小さな画像を何枚か並べてしまうと視線が散りやすくなります。まず目に入れてほしい写真を一枚決め、その画像を主役にするレイアウトを意識しましょう。チラシ全体の3〜5割ほどを使って大きく配置すると、伝えたい内容がひと目で伝わります。
写真を選ぶ際は、料理や商品だけでなく背景に注目してください。空や壁など余白がある画像なら、その上に文字を載せても読みやすく仕上がります。反対に、細かい柄や色が多い写真へ文字を重ねると見づらくなり、せっかくのキャッチコピーが埋もれてしまうでしょう。
人の視線は、左上から右上、左下、右下へとアルファベットのZを描くように動くと言われています。その流れを意識して、一番見せたい写真を左上や中央付近に配置すると、自然に視線を集めやすいです。画像の大きさと配置を少し工夫するだけで、チラシ全体の見やすさは大きく変わります。
初心者でも作りやすい!テンプレートを活用して画像を上手に使おう

チラシを初めて作る場合、写真をどこに置くか、文字をどこへ入れるかで悩む方は少なくありません。ゼロからレイアウトを考えるより、プロが作成したテンプレートを土台にしたほうが、見やすく整ったチラシを作りやすくなります。まずは骨組みを借りる感覚で始めてみましょう。
テンプレートには、写真がきれいに見える大きさや文字を読みやすく配置する余白など、見やすくする工夫があらかじめ取り入れられています。写真を入れ替えたり文章を書き換えたりするだけで、全体のバランスを崩しにくい点が魅力です。印刷を考えたサイズで作成できるテンプレートを選べば、仕上がりの失敗を防げるはずです。
例えば、Canvaのチラシテンプレート集には、さまざまな業種や用途に合わせたテンプレートが数多く用意されています。画像や文章を自分のお店に合わせて差し替えるだけで、デザイン初心者でも完成度の高いチラシを作ることが可能です。迷ったときは一から考え込まず、使いやすいテンプレートを上手に活用してみてください。
画像選びを工夫すればチラシはより伝わる

チラシに使う画像は、見た目を華やかにするだけではありません。誰に何を伝えたいのかを分かりやすく届けるための、大切な役割があります。写真やイラストの選び方を少し工夫するだけで、手に取った人へ伝わる印象は大きく変わるでしょう。
集客につながるチラシを目指すなら、著作権を守って安心して使える画像を選び、印刷に適した350dpi程度の解像度を準備し、伝えたい内容に合った写真を配置する流れが基本です。もし画像選びや解像度の確認、レイアウトの調整、印刷データの準備で迷ったときは、プロへ相談する方法があります。
私たち株式会社ポスティングサービスでは、お客様の業種や伝えたい内容に合わせたチラシデザインの制作から、効果的なポスティングまで一貫してサポートしています。デザインが初めての方でも分かりやすくご案内しますので、こんなチラシを作りたいというイメージがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

