チラシにクーポンを付けているのに、思ったより利用されず悩んでいませんか。割引額を大きくしたり目立つデザインに変えたりしたのに、反響が伸びない店舗は少なくありません。実は、クーポンの枚数を工夫するだけで、お客様の反応が変わる場合があります。
クーポンが1枚だけだと、受け取った人は使うか使わないかで判断しがちです。しかし複数のクーポンが並んでいると、どれを使おうかと考える流れが生まれます。この小さな違いが来店のきっかけになり、利用率アップにつながるケースが期待できるでしょう。
この記事では、なぜ複数枚のクーポンが効果を発揮しやすいのかを整理しました。利用率を高める組み合わせや反響の測り方まで、すぐ実践できる内容を交えながら解説していきます。次回のチラシ作りに役立つヒントを、ぜひ見つけてください。
クーポンが1枚だけだと利用率が伸びにくい理由

チラシにクーポンを1枚だけ載せている店舗は多いのではないでしょうか。例えば10%OFF券が1枚あると、お客様はこの店へ行くか、それとも行かないかを最初に判断します。まだ利用した経験がない店舗ほど決断しにくくなり、そのままチラシを閉じてしまうケースが少なくありません。
一般的に、ポスティングチラシの反響率は0.1〜0.3%ほどといわれています。来週まで使える10%OFFと書かれていても、今すぐ来店する理由が見つからなければ、あとで使おうと後回しにされるでしょう。そのまま存在を忘れられてしまう場面があるため、まずはお客様が動き出すきっかけを作る工夫がおすすめです。
反響が思うように伸びないと、割引率を20%へ上げるべきかと考える方は多いです。しかし、利用率が伸びない原因は、特典の内容ではなく見せ方にあるのかもしれません。値引きを大きくする前に、お客様の手が止まる見せ方から見直してみてください。
なぜ複数枚あると使いたくなるのか?お客様の心理を解説
クーポンを3枚並べると、お客様の考え方に変化が生まれます。1枚だけなら行くか行かないかを判断しますが、複数あると今度はどれを使おうかと比べ始めるでしょう。選択肢が増えるだけで、お店を利用する前提でチラシを見る流れが自然に生まれます。
例えば、新規限定20%OFF、平日限定の無料特典、お友達紹介クーポンの3種類があったとします。平日に利用できる人は無料特典を選び、友人と来店する予定がある人は紹介クーポンに興味を持つかもしれません。このように、自分に合った特典を見つけやすくなるため、チラシを自分事として受け止めてもらえる可能性が高いです。
人は、自分で選んだものほど価値を感じやすいといわれています。お客様へ選ぶ楽しさを届ける仕掛けとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

利用率が上がりやすいクーポンの組み合わせとは

クーポンを複数枚付ける場合は、すべてを値引きにする必要はありません。割引券ばかり並べると、お店の利益を減らすだけのチラシになってしまう可能性があります。また、1回の来店につき利用できるクーポンは1枚までと決めておくと、利益を守りながら販促を進めやすくなるでしょう。
では、具体的にどのようなクーポンを組み合わせれば、利益を守りながら利用率を上げられるのでしょうか。すぐ取り入れやすい、3つの役割に分けた業種別の例をまとめました。
| 業種 | 初回来店の障壁を下げる | 閑散期をピンポイントで埋める | 客単価の向上やリピートを狙う |
| 飲食店 | 総額から10%OFF | 平日のディナー限定で一品無料 | 雨天時のみ使えるデザート進呈 |
|---|---|---|---|
| ヘアサロン | 初回限定で施術代20%OFF | 平日の午後限定でケアを無料化 | ご友人紹介用のペア特典 |
| 整体院 | 初回体験コースを半額で提供 | 火曜・水曜限定で10分間の延長 | 回数券の購入時に使える割引券 |
表のように、1枚目は来店のきっかけ作り、2枚目は空いている曜日や時間帯への来店促進、3枚目は客単価アップやリピート獲得というように、それぞれへ役割を持たせるのがおすすめです。
クーポンを付けるなら反響測定に活用しよう

クーポンは、お客様へ特典を届けるだけの仕組みではありません。実は、チラシの効果を確認できる便利なツールとして活用できます。配布したまま結果を振り返らなければ、何が良かったのか、どこを改善すべきか分からないまま次回のチラシを作ることになってしまいます。
反響を調べる方法は難しくありません。例えば、クーポンの端に「A-01」や「B-02」のような管理番号を印字しておくだけです。回収したクーポンを集計すれば、どのエリアやどの特典が人気だったのかを数字で確認できるでしょう。この小さな工夫が、次回の配布費用を無駄にしないためのヒントになります。
名古屋のように住宅地と商業エリアが混在する地域では、配布エリアごとにクーポン内容を変える方法が効果的です。例えば、住宅地では家族向けの特典、オフィス街では仕事帰りに使いやすい特典を目立たせると、反響アップが見込めます。勘だけで判断せず、数字をもとに改善を重ねていけば、チラシの効果はさらに高められるでしょう。
クーポンの利用率をさらに高めるチラシ作りのコツ
クーポンには有効期限を入れるだけでは十分とはいえません。例えば、「配布から1か月間有効」や「今月末まで」といった書き方では、あとで使えばいいと思われやすくなります。利用率を高めたいなら、「2026年8月31日(月)まで」のように曜日を含めた具体的な日付を大きく表示してみてください。予定と照らし合わせやすくなり、来店の後押しが期待できます。
次に、切り取った後の使いやすさに目を向けましょう。おすすめは、財布のカードポケットへ入れやすい85mm×54mmのカードサイズです。大きすぎるクーポンは折りたたむ手間がかかり、そのまま引き出しへしまわれてしまうケースがあります。持ち歩きやすいサイズにするだけで、お店の近くを通ったときに思い出してもらえる可能性が高まります。
複数のクーポンを載せる場合は、「お好きなクーポンを1枚選べます」と分かりやすく書いておくのがおすすめです。利用ルールが一目で伝われば、お客様は迷わずクーポンを選びやすくなるでしょう。派手なデザインを目指すより、特典内容がすぐ伝わり、切り取りやすいレイアウトを意識して作成してください。
チラシを配布した後は必ず効果を振り返ろう
チラシは配って終わりではありません。配布後にどれだけクーポンが回収されたのかを確認する習慣を付けると、次回の販促へ役立てやすくなります。結果を振り返る積み重ねが、反響率アップへの近道になるでしょう。
例えば、1万枚配布してAのクーポンが20枚、Bが5枚、Cが0枚だったとします。このように数字で比較すると、どの特典がお客様に選ばれ、どの内容を見直すべきかが分かります。雨の日が多かった、配布時期が良かった、デザインが目を引いたなど、反響につながった要因が分析しやすくなるため、次回のチラシ改善へ生かしてみてください。
他店の動向や一般的な消費者の利用スタイルを詳しく知りたい方は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営するJ-Net21の「市場調査データ」という販促データ集が参考になります。自店の回収データと客観的な情報を組み合わせながら、効果の高いチラシ作りを目指しましょう。
チラシはクーポンを複数枚付ける工夫で利用率が変わる

チラシへ複数枚のクーポンを載せる工夫は、お客様の行動を後押しするきっかけになります。行くか行かないかで迷っていた気持ちが、どのクーポンを使おうかという前向きな気持ちへ変われば、来店につながる可能性が高まるでしょう。まずは取り入れやすい方法から試してみてください。
クーポンは、ただ値引きをするためだけのものではありません。地域のお客様とお店をつなぎ、新しい出会いを生み出すきっかけとして活用できる点が大きな魅力です。配布後の反響を振り返りながら改善を続ければ、自店だけの効果的なチラシへ少しずつ育てていけます。
せっかく工夫して作ったチラシも、届けたい相手の手元へ届かなければ十分な効果は期待できません。株式会社ポスティングサービスでは、東海エリア最大級の配布実績と、すべて自社スタッフによる丁寧な配布体制で、大切なチラシを一枚一枚心を込めてお届けしています。配布エリアや料金、反響につながるポスティング方法についてお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

