ポスティング広告の配布先であるターゲットの絞り方は、主に次の3つのカテゴリーに分けられます。
- どのような住居タイプに配布するか
- どのような人物に向けて配布するか
- どのような地域に配布するか
住居タイプの絞り方については【第1回】ポスティング効果を高める!ターゲットの絞り方を解説でまとめていますので、まだの方はあわせてお読みください。
この記事のテーマは「どのような人物に向けて配布するか」、そしてそれと切り離せない「どのような地域に配布するか」です。住居タイプの絞り込みで配布エリアの候補を絞ったあと、その中で「誰に読んでもらいたいのか」を具体的に描けているかどうかで、同じ枚数を配っても反響は大きく変わります。配布先の建物だけでなく、そこに住む「人」を思い浮かべられるかどうかが、この記事のいちばんの論点です。
ポスティング広告を目にする機会が多いのは誰?
ターゲット層をはっきりさせるには、宣伝したい商品やサービスを「どんな人物が求めているか」を具体的に言葉にしておく作業が欠かせません。「近所の人」という曖昧なイメージのままでは、チラシの文言も配布時間も決めようがないからです。年齢層、家族構成、日中の在宅時間、生活リズムまで踏み込んで言語化することが、ターゲット絞りの出発点になります。
そのうえで、ポスティング広告の受け取りにおけるキーパーソンが誰なのかを考えてみましょう。ファミリー層で具体例をあげるとすると、「主婦」がメインターゲットになることが多いです。
なぜ主婦がキーパーソンになりやすいのか
近年は女性の社会進出が進み、家事と仕事を両立する女性が多くなりました。その結果、商品の購入やサービスの注文も女性が権限を握っているご家庭が少なくありません。また男性に比べ女性の方が帰宅時間が早い傾向にあるため、ポストに投函された広告を目にする機会も多いはずです。
飲食店の広告や子どもの習い事の広告、スーパー、カフェ、美容院といった広告などは主婦に向けてチラシをデザインしたり、配布時間を考えてポスティングすることで広告の反響率を高めることができます。実際にどの業種がポスティングと相性がいいかはポスティングが効果的な業種について解説でも触れていますので、自社の業種がどこに当てはまるか確認してみてください。たとえばエステサロンのポスティングのように、来店前の信頼感づくりが重要な業種では、主婦層の在宅時間に合わせた配布が特に効いてきます。
「主婦」以外にも、狙うべき人物像は複数ある
もちろん、すべての業種が主婦をメインターゲットにすべきというわけではありません。取り扱う商品やサービスによって、実際にお財布のひもを握っている人物、行動を決める人物は変わってきます。ここでは代表的なパターンを整理します。
- 単身者・共働き世帯:帰宅が遅い分、平日昼のポスティングよりも夕方から夜にかけての配布や、デリバリー・弁当・クリーニングなど時短ニーズに寄せたチラシ内容が刺さりやすい層です。昼間は在宅率が低く、せっかく投函しても目を通される前に処分されてしまうこともあるため、配布時間の設計そのものが反響に直結します。
- シニア層:在宅時間が長く、チラシをじっくり読んでもらいやすい傾向があります。文字を大きく、電話番号を目立たせるなどの配慮が反響につながります。情報を詰め込みすぎず、要点を絞った構成のほうが最後まで読んでもらいやすい点も意識したいところです。
- 新生活層・引っ越したばかりの世帯:生活圏の店舗情報をまだ知らないため、日用品店や飲食店の初回情報として広告を受け入れてもらいやすいタイミングです。新年度前後の集客については【4月版】ポスティングの効果を高める!新年度スタート時期の集客術で詳しくまとめています。
「誰が受け取るか」を先に決めてから、チラシの内容や配布時間を決めるという順番を守ることが、無駄打ちを減らす最短ルートです。逆にこの順番を飛ばしてチラシを先に作ってしまうと、せっかくのデザインや訴求が届けたい相手に合わず、反響が伸び悩む原因になりがちです。
配布する地域によっても、狙うべき人物は変わる
人物像を考えるときは、配布する地域の性格も切り離せません。地域は大きくわけて「都心部」と「郊外」があり、居住区の土地の価格や周辺施設によって、そこに住む人の年齢層や家族構成は大きく異なります。同じ「主婦向けチラシ」でも、都心部のマンション街と郊外の戸建て街ではヒットする内容が変わってくることも珍しくありません。
都心部で配布するときのターゲットの絞り方
都心部とは都会の中心部のことをいい、商業施設・行政施設・娯楽施設などが集まっているところのことです。たとえば名古屋の総世帯数は100万世帯ほどありますが、そのうち20代後半の男性の未婚率は75%、同年代の女性でも62%と高い数値が出ています。つまりこの統計が表しているのは、「都心部で一人暮らしをしているのは、若者である」ということです。
若年層かつ未婚のターゲットに配布したい広告内容なら、都心部で広告を配布することが反響率を高める有効な手段といえます。また都心部は土地や建物の値段が高いため、戸建てやマンションに居住している方は比較的富裕層が多い傾向にあります。ポスティング投函したい広告の内容と照らし合わせ、居住エリアをわけて配布することがおすすめです。同じ都心部のエリアでも、ワンルームマンションが多い通りと高級マンションが建ち並ぶ通りとでは、効果的な広告内容が異なる点にも注意が必要です。
郊外で配布するときのターゲットの絞り方
郊外とは、都心部に隣接する地域のことを指します。都心部と比較して土地の価格が安く、都会へのアクセスも良いためベッドタウンとも呼ばれています。住宅地や大型施設が広がっているためたくさんの人が住んでいることが特徴です。
そのため若年層であっても家族と同居して暮らしていることが多く、独身世代の年齢層はやや高いとされています。つまり「郊外の賃貸限定でポスティング広告を配布しても必ずしも若者が見るとは限らない」ということがいえるでしょう。反対に郊外は土地が安価なため、ファミリー層が多く住んでいます。家族向けの広告を投函するなら、郊外がおすすめです。エリアの通勤圏まで踏まえた配布計画については名古屋市の通勤圏とポスティングの効果を解説!も参考になります。
人物像とエリアを重ねて、配布計画に落とし込む
ターゲットとなる人物像とエリアの特性がはっきりしたら、次はその人がチラシを実際に手に取るタイミングと、読んだときに響く内容にすり合わせていく段階です。ここを曖昧なまま進めてしまうと、せっかく絞り込んだターゲットの手前で機会を逃すことになります。
配布の時間だけでなく、広告の内容やデザインをターゲットの好みに合わせて作成することで、手に取って見てもらえる確率が高まります。たとえば主婦層であれば日中の在宅時間帯に、単身の会社員であれば夕方から夜にかけて投函が届くよう配布計画を組むといった調整です。人物像とエリアの両方に合わせて配布計画を組むことで、同じ枚数でも反響の出方は変わってきます。
具体的には、次のような手順で考えると整理しやすくなります。
- 商品・サービスを実際に利用する/決める人物像を言葉にする
- その人物が多く住むエリア(都心部か郊外か、どんな住居タイプか)を絞る
- その人物の生活リズムに合わせて配布時間を設定する
- 人物像に合わせてチラシの文言・デザイン・情報量を調整する
この順番を踏まずに「とりあえず近隣一帯に配布する」というやり方では、せっかくの広告費が狙っていない層にまで薄く広がってしまい、反響率が上がりにくくなります。
また、チラシ以外の手法として、冷蔵庫などに貼って保存してもらいやすいポスティングのマグネット広告を解説を使うことで、主婦層やシニア層など「家にいる時間が長く、繰り返し目にしてほしい」人物像に長期的にアプローチする方法もあります。チラシの文字量や構成を人物像に合わせて見直したい場合はチラシは情報量で決まる!ポスティング効果を高める文字量と構成も参考にしてください。
配布後の検証も、ターゲット設計の一部
ターゲットの絞り方やエリア選定、配布時間の設計がどれだけ理屈として正しくても、実際の反響と照らし合わせて検証しなければ、次の配布計画に活かすことはできません。配布した結果がどれくらい反響につながったかは、感覚だけで判断せず、ポスティング効果の測定方法とは?ネット広告との違いを解説を使って検証することをおすすめします。ターゲットの絞り方が正しかったかどうかは、実際の反響数字を見て初めて答え合わせができるからです。
反響が思うように出なかった場合も、落胆する前に「人物像の想定が外れていたのか」「エリアの選定が合っていなかったのか」「配布時間が生活リズムとずれていたのか」を切り分けて見直すことで、次回の配布精度を上げていくことができます。ポスティングの効果そのものについてはポスティングの効果を最大限に発揮しようでも整理していますので、あわせてご確認ください。
ポスティングは誰でもできるけど、プロに頼むメリットって?
ポスティングは空いた時間に誰でもおこなうことが可能ですが、プロに任せると良い点がたくさんあります。
一からポスティング活動を行おうとすると、ターゲット絞りだけでなく、配布先の地域やどんな建物に配布するかなど様々なことを考慮しなければなりません。ポスティングの基本的な仕組みから確認したい場合はポスティングとはどんなもの?基本を解説やポスティングとは(基礎知識)もあわせてご覧ください。
また広告も自社でデザイン・作成しなければならず、早急にポスティングで広告を配布したい場合などは膨大な時間と手間がかかってしまいます。地域ごとの世帯構成や住居タイプの傾向を一からリサーチするだけでも、本業の合間に続けるのは簡単ではありません。
ポスティングを依頼する際は、長年の実績と地域調査を行っているポスティング広告専門の会社を選ぶと良いでしょう。株式会社ポスティングサービスは実績が20年以上あり、経験豊かな情報と実績を武器にご依頼くださるお客様の活動をサポートさせて頂きます。自分でポスティング活動をしてみたがなかなか反響が出ないといった悩みには、その用途に合わせ適切にアドバイスさせて頂きますので、ぜひ一度ご連絡ください。料金や配布プランの目安はポスティングの料金・配布プランでご確認いただけます。
まとめ
ポスティング広告の反響を高めるには、住居タイプの絞り込みに加えて「どんな人物が広告を手に取るのか」「どの地域に配布するのか」を具体的に描くことが欠かせません。主婦をキーパーソンとする業種が多い一方で、単身者・共働き世帯・シニア層・新生活層など、扱う商品やサービスによって狙うべき人物像は変わります。さらに都心部では未婚の若年層、郊外ではファミリー層が多いといった地域ごとの特性も、人物像を描くうえで欠かせない材料です。人物像とエリアの両方を先に決め、そこからチラシの内容と配布時間をすり合わせるという順番を守り、配布後は反響数字で答え合わせをする。この一連の流れが、無駄なく反響につなげる近道です。
ターゲットの絞り方や配布計画で迷ったときは、ポスティングのご相談・お見積りからお気軽にお問い合わせください。
