ポスティングと聞いて想像される配布方法は、希望する地域の全てのポストへ配布する方法を想像する方が多いと思います。
このように大量のチラシを配布する場合、追加料金をかけずコストが割安となる配布方法があります。
その配布方法とは、アパート・団地・マンションなどの「集合住宅」に配布先を絞って、チラシを配っていくものです。
今回は集合住宅へのポスティングの特徴などについて解説します。
集合住宅ポスティング
集合住宅ポスティングとは、アパート・団地・マンションなど集合住宅のポストに配布する方法です。
集合住宅では、エントランスなどの共用スペースにポストがまとまっているので、短時間で大量のチラシを配ることが可能になるほか、手間がかからないためコストが安くなる傾向にあります。
こういった集合住宅のポスティングにおけるメリット・デメリットを解説しましょう。
・メリット
集合住宅では全戸のポストが一か所に集まっているため、一つずつポストに投函するよりも効率的に配布することができます。
1000枚のチラシを戸建てを中心に配布する場合、1人では数日~1週間かかってしまいますが、集合住宅ポスティングでは1日~数日とかなり短い時間で配布が可能になり、人件費が抑えられるのでポスティング料金も安くなります。
また、戸建てよりも住人の年齢層や家族構成に共通点が多いため、地域のニーズを把握できれば効果的で反響率の高いポスティングを行うことが可能です。
相場よりもチラシ1枚あたりの配布単価を抑えたい場合、他社のチラシと一緒にポスティングしてもらう「併配」を利用するとよいでしょう。
・デメリット
最近の集合ポストはポストのサイズが全体的に小さくなっています。
集合住宅では「A4より小さい」チラシが適しているため、チラシを作る段階から集合住宅への配布効率を意識することが大切です。
しかし集合住宅ではポストの近くにゴミ箱を設置しているところがほとんどで、集合住宅に配布したチラシは戸建ての場合よりも手に取ってから目を通す時間が総じて短くなります。
競合他社も積極的にチラシ配布を行う人気のエリアでは、他のチラシに埋もれてしまって、消費者に認識されないということが起こりかねません。
配布する曜日やチラシのデザインを工夫して、他社との差別化を意識していくようにしましょう。
さらに、配布にあたっては「ポスティング禁止」などの掲示がある集合住宅には配布しないことが重要になります。
集合住宅のポストは住宅の敷地内なので、場合によっては無断で敷地内や建物に侵入したと「住居侵入罪」に問われかねません。
敷地内に住人以外は立ち入ることができない集合住宅も増えてきていますので、そのような集合住宅を把握したり、管理人にきちんと許可を取るなどの対応が適切に行える業者を選ぶ必要があります。
集合住宅ポスティングとの相性
・集合住宅ポスティングと相性の良いサービス
築年数や広さなどにもよりますが、新しい集合住宅には若い世代や子育て世代が多く住んでいる傾向にあります。
総じて子どもの教育には熱心で、いいものにはお金をかけたいという人も多いため、送迎サービス付きの習い事や、体を動かすような運動系の習い事はコロナ禍でも変わらず高い人気を誇っています。
さらに、学習塾や家庭教師など地域の就学・進学に密着した教育関連サービスの需要も高い傾向にあります。
また、大掃除など季節の節目にエアコンのクリーニング、築5~10年経過してくると室内や水回りのリフォームの需要が増え、潜在的なニーズも高くなるため、適切な時期にポスティングを行うことでこういったサービスは新規の顧客拡大が見込めます。
・集合住宅ポスティングと相性のあまり良くないサービス
集合住宅の中でも分譲タイプでは長く住むことを前提に住んでいる人が多くなっています。
分譲住宅を買い替える人はあまり多くありませんので、マンションや戸建ての購入のチラシは、効果が見込めません。
逆に賃貸や団地の集合住宅ではマンションや戸建ての潜在的ニーズが高いので、不動産系の広告を配布するとよいでしょう。
都心部では駐車場の問題もあり、車の新規購入など顧客を拡大していくには難しいかもしれません。
子どもの教育に熱心な方向けのピアノやバイオリンといった習い事は、集合住宅では音が出るため練習環境やスペースの問題もあり、最近では需要が伸び悩んでいます。
まとめ
今回は集合住宅に絞ってポスティングを行う意味について解説しました。
集合住宅ポスティングの特徴を理解すれば、より効率的なポスティングを行うことも可能になるでしょう。
株式会社ポスティングサービスではデザインから印刷、配布までを一社で行っています。
ポスティングに関するお問い合わせやご依頼の際はぜひ株式会社ポスティングサービスまでお問い合わせください。