昨今、家庭や事務所などのポストに直接チラシなどの広告を投函する広告方法が再び注目を集めています。
自ら配達スタッフを雇ったりポスティング会社に依頼するなど方法はさまざまですが、実は郵便配達でなじみ深い郵便局にも、宣伝広告の配布を依頼することができます。
タウンメールと呼ばれる名前で知られ、紙媒体での広告の悩みを解決する比較的新しい手段です。
そこで今回はポスティングとタウンメールを比較し、それぞれの特徴などをご紹介します。
タウンメールとは
そもそもタウンメールとは、郵便局に勤める配達員が、宣伝広告物を指定のエリア内にあるすべてのポストに投函するものです。
正式名称を「配達地域指定郵便」といい、重さで料金が決まる重量制のサービスになります。
ポスティングと異なるのは、主に以下の点です。
・配達員の違い
自らスタッフを雇用する、もしくは外部に依頼をする方法が一般的なポスティングですが、タウンメールでは郵便局の郵便配達員が配布物を指定地域のポストに投函します。
タウンメールを利用するには、宣伝広告を届けたい地域を管轄する郵便局に直接配布物を持ち込む必要があります。
配布したいエリアに管轄の郵便局が存在しない場合、タウンメールは利用できないので注意が必要です。
・投函方法の違い
一般的な配達には顧客の名前や住所の情報が必要になりますが、タウンメールであれば届け先の宛名は必要ありません。
希望するエリアさえ指定すれば、該当のエリア内にある配達可能なすべての家のポストに配達をしてくれます。
但し、タウンメールによって配達されたことが一目でわかるようにしなければならず、一般的なポスティングのようにむき出しのチラシ一枚だけを配布するという形が取れません。
「配達地域指定」もしくは「この地域にお住いのみなさまへ」といった印字が必須となり、ハガキタイプなど規定のスタイルにする手間はかかりますが、他の投函物との区別がつきやすいため、ターゲットの目に留まりやすいのはメリットになります。
・料金の違い
タウンメールは配布物の重量によって料金が変わる、重量制のサービスです。
一つの配布物の重量が25gまでなら29円、50gまでなら42円といった明確な規定があるため、事前に見積もりがしやすいという特徴があります。
予算に合わせて通数を調整できるのが利点ですが、事前準備には相応の費用がかかります。
ポスティングの料金は一枚約3~7円ほどですので、タウンメールは約4倍近い費用が必要になるとされています。
・投函できる範囲
マンションや家庭の表札の横などで「ポスティング禁止」または「敷地内立ち入り禁止」といったステッカー、張り紙のあるポストには宣伝広告物を投函してはいけません。
もし禁止されているにもかかわらず配布を行ってしまうと、住居侵入罪の罪に問われる可能性があるだけでなく、ポスティング会社や依頼した会社の信頼が損なわれるほか、訴訟や罰金を支払わなければいけない可能性があります。
しかし、タウンメールはこのような不安要素を気にせずに指定したエリア内すべてのポストに配布物を投函できます。
ポスティングおよびタウンメールの強み
・ポスティングの強み
ポスティングの一番の強みとは、配布方法の豊富さです。
配布方法によっては配布を行うエリアやターゲット、建物の種類まで細かく設定することができ、より宣伝したい目標を絞って届けることが可能になります。
料金などは配布方法によって異なるため、届けたい層や予算に合わせた方法を選択することができます。
また、チラシ以外にもビラやパンフレットなど配布可能な配布物の種類も多く、タウンメールよりも費用を抑えつつ、大量の配布物を投函できるという点もポスティングならではの強みになります。
・タウンメールの強み
郵便局の配達員による配布のため、ポスティングを禁止している建物にも確実に配布物を届けられる点がタウンメールの強みになります。
また、自治体の広報物や選挙公報などの配達にも利用されるほか、新規店舗のオープンやイベントが開催される地域など地域密着型の配布が可能なため、反響率の向上も大いに期待できます。
費用はポスティングより高くなってしまいますが、指定地域内の100%に配達できるのはタウンメールならではの強みです。
まとめ
今回はポスティングとタウンメール、それぞれの特徴などについてご紹介しました。
種類の豊富なポスティング、より確実に届けられるタウンメール。
どちらも異なるメリットがあるので、ぜひ目的にあった方法を選んでみてはいかがでしょうか。
株式会社ポスティングサービスでは配布だけでなくデザインや印刷までも一社で行っており、長年業界に携わってきた実績があります。
ポスティングに関する依頼やご相談をされる際はぜひ、株式会社ポスティングサービスまでお問い合わせください。