地震に備えましょう!

8月も折り返し少しずつ涼しくなることを期待していますがなかなかそうは行かず相変わらず暑い日が続いています。気候変動によって夏が長くなりさらに夏の最高気温もかなり高くなっていることで鶏卵の生産にも影響が出るほどと聞きます。

この気候変動の影響にはあまり関係のない話ですが今回は「地震」についてお話ししようと思います。

8月に入り震度4以上の地震は5回発生

8月に入り、震度4を超える強い地震が全国で5回発生しており(822日現在)、そのうち3回は震度5弱以上を観測しました。一番驚いたのはやはり88日に発生した日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震ではないでしょうか。

この地震での最大震度が宮崎県日南市で震度6弱と非常に大きな地震でした。これによってお盆直前の宮崎空港が一時閉鎖され羽田初大阪発の宮崎行き一部航空便が福岡空港や中部国際空港へ目的地を変更したり、JR九州でも大きな影響が出ました。この地震が南海トラフ地震と関連があるのか否かについて協議がなされ結果、「南海トラフ地震臨時情報」が発表されることとなりました(現在は解除)

この翌日には神奈川県西部を震源とするマグニチュード5.3の強い地震が発生し神奈川県秦野市で震度5弱が観測されました。この地震によって小田急線が一時不通になるなど交通機関にも影響が出ました。

直近では819(18日深夜)に茨城県北部を震源とするマグニチュード5.1の強い地震が発生し最大震度は茨城県日立市での震度5弱となりました。この地震は深夜に発生し直前と2回連続して発生したものであることからご不安を感じた方も多くいらっしゃったかと思います。

地震のメカニズム上過去の例を見ても1つ大きな地震が発生すると関連性の有無を問わず地震が続いて起こることが多々あり、また大きな地震の後には同震源域での余震も発生することから常に不安との隣り合わせとなるものです。東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)発生時の話になりますが、この地震自体は三陸沖を震源とするものでしたが、この2日前に最大震度5弱を観測する強い地震が発生しており、この時も津波注意報が発表されていました。さらにこの本震の後にも震度5弱以上を観測する余震とされる地震が8回発生しています。東日本大震災をもたらした地震の後、離れた地域でも大きな地震が発生しています。この翌日には「長野県北部地震」と呼ばれるマグニチュード6.7の強い地震があり、この地震では長野県下水内郡栄村で震度6強を観測し、内陸地震であることから津波は発生しなかったものの大きな物的被害が出ました。この3日後には「静岡県東部地震」と呼ばれるマグニチュード6.4の強い地震が発生し最大震度は静岡県富士宮市での震度6強でした。

日本はやはり地震大国

皆さんも学生時代に勉強したことがあるかと思いますが、日本が地震大国と言われるのは日本列島が複数のプレートの境界にあることがその理由となります。太平洋プレート、フィリピン海プレート、北アメリカプレート、ユーラシアプレートといった複数の大きなプレートが互いに接触しており、これらがぶつかり合ったり擦れ違うことで、地殻変動を引き起こすというメカニズムであると言われています。これらのプレートの動きは、地表近くで断層が動くことによる地震や、プレートが沈み込むことによって起きる地震など、様々な形で地震活動を促進しています。また日本列島の火山帯もこれに関係しており地下深部でのマグマ活動も地震を誘発する原因の1つと考えられています。この様に地下のプレートの動きや火山活動などの要素から日本では小さいものから大規模なものまで、多く地震が発生しているとされています。日本は地震大国であることから事前の備えは必要になってきます。

では具体的にどの様に地震への備えをするかについてお話しします。

家具類の転倒・落下・移動防止対策

・転倒防止金具などで固定し倒れにくくする。

・サイドボードや食器戸棚、窓などのガラスが飛散しないようにする。

・本棚や茶ダンス等は重い物を下へ収納し重心を低くする。

・棚やタンスなどの高いところに危険な物を戴せない。

・食器棚等に収納されているガラス製品(ビン類など)が転倒しない様に注意する。

けがの防止対策

・食器棚や窓ガラスなどには、ガラスの飛散防止措置をする。

・停電に備えて懐中電灯をすぐに使える場所に置く。

・散乱物でケガをしないようにスリッパやスニーカーなどを身近に準備する。

家屋や塀の強度を確認

・家屋の耐震診断を受け、必要な補強をする。

・ブロックやコンクリートなどの塀は、倒れない様補強する。

ここまでは身の安全に関する備えですが、次に大地震が発生した際の初期対応についての備えです。

火災の発生に備えて消火器の準備や風呂の水のくみ置き(溺れ防止のため子どもだけで浴室に入れないようにする)をしておく必要はありますね。消火用に限らず断水時の生活用水にも利用できますので風呂水の汲み置きは大変便利なものになります。

火災発生の早期発見と防止対策

・火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を設置しておく。

・普段使用しない電気器具は、差込みプラグをコンセントから抜いておく。

・電気に起因する火災の発生を抑制するため、感震ブレーカー(分電盤型)などの防災機器を設置しておく。

などなど、それぞれの備えについて防災視点から考えないといけません。

これら以外にも防災用品や備蓄など地震への備えはされていますでしょうか。

東京消防庁では詳しく備えについてWEB上で解説していますのでぜひ参考にされてみてください。

東京消防庁地震に対する10の備え

この様に日本は地震大国でありますし、いつ来るかわからない大地震に対し、

「備えあれば憂いなし」

ということで様々な備えをしておくことが必要です。行政からの案内などポスティングされているところも多くあると思います。今一度これら情報を確認してお過ごし頂ければと思います。また、防災用品などを販売される企業様、この機会にその有用性についてポスティングで広く広告宣伝活動をしてみませんか?ポスティング・サービスでは様々な角度でその広告が費用対効果の高いものとして活用できる様提案しています。

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