どこの業界にも専門用語はつきものです。
見た目は似ている言葉でも、業種によっては全く意味がかわってしまうこともあります。
もしも業界の専門用語を正確に理解していなければ、業者に依頼する際のコミュニケーションが上手くいかなかったり、場合によっては不必要な経費が発生して大きく損をしてしまうかもれません。
そこで今回はポスティング業界で使われる用語の意味についてご紹介します。
ポスティング用語、本当に理解していますか?
ポスティング用語を調べてみると、普段の生活の中では耳慣れない言葉がたくさん出てくることと思います。
例えば、「併配」や「カバー率」、「配布方法」などなど。
字面だけでもわかるような言葉が多く、それだけで理解したつもりになって本当の意味を調べない、わざわざ業者に確認をしない人も多いでしょう。
しかし業界用語を正確に理解することは、複数の業者から自分の戦略に合致した業者を選び、費用対効果の高いポスティングを実現することにも繋がっていく大事な部分なのです。
コスト削減に繋がるポスティング用語
ポスティングの専門用語は依頼者が正確に意味を把握さえしていれば、相場よりもお得にポスティングを行うことや、比較検討する際にも大変役に立ちます。
こういった専門用語を理解して交渉することができたならば、場合によってはチラシ1枚あたりの単価をおよそ5円ほど下げることも可能になってくるでしょう。
ポスティングを依頼する際には必ず覚えておきたい用語
ここからはポスティングを依頼する際に必ず覚えておきたい用語を紹介します。
・併配
配布期間が重複している他社とチラシなどの広告物をまとめて配布してくれる方法です。
一緒に配布してもらうことで人件費が削減され、結果として配布単価が安くなるというメリットがあります。
配布枚数が多いほどコスト削減に繋がるお得な配布方法と言えるでしょう。
ただ、1週間程度の限られた配布期間では繁忙期であっても難しいかもしれません。
配布期間を1か月前後と長く確保しておけば、配布業者側で配布時期やエリアを分散して、上手にマッチングして併配してくれる可能性もあります。
業界全体では併配を請け負っている業者が限られており、ホームページの目立つところに記載されていない場合もあるので、依頼する場合には問い合わせてみると良いでしょう。
・セグメント
対象者を一定の基準で分けたグループのことを指す言葉です。
効果的なポスティングを行うには、一定条件でセグメントされた情報がとても重要になります。
例を挙げれば、「高齢者世帯」「子供のいる世帯」「単身・独居世帯」では相手のニーズも異なり、ニーズが異なれば当然ですがチラシの装丁なども変化します。
しかし、セグメントで絞り込みをするためには情報収集に追加料金が必要になることや、配布先を選ぶために配布の手間がかかり、結果としてコストが高くなる場合も多いので注意が必要です。
・カバー率
配布地域内の総世帯数のうち、その業者がチラシを投函できるポストの数を指す言葉です。
「全戸配布」という言葉もよく出てくることがありますが、これは「地域内にある全てのポストの数」ではなく「地域内にある配布が可能なポストの数」を意味しています。
例えば、配布可能なポストのうち「人が住んでいない場所」「チラシ拒否の場所」「立ち入り禁止の場所」は全戸配布のポスト数に含まれますが、実際に配布すると期待したほどの効果が出なかったり、クレームに繋がるため配布しない場所になります。
そういったポストの数を抜いて計算したものを「カバー率」といい、おおよそ70~80%が平均的な数値となっています。
・配布方法
配布方法には主に三種類ありますが、ここでは簡潔に説明します。
①在宅ポスティング
配布スタッフは基本的に在宅しており、業者がチラシを直接スタッフに届け、その自宅周囲を中心に配布する。
②移動ポスティング
配布スタッフが指定場所まで移動して、業者からチラシを受け取って配布する。
③キャラバンポスティング
複数の配布スタッフが責任者と共に車で目的地に向かい、その先で重点的に配布する。
まとめ
今回はポスティング用語の意味についてご紹介しました。
普段の生活ではあまり聞き慣れないからこそ、依頼する際にはその業界の専門用語を覚えておくとスムーズに依頼が進みます。
また、余計なコストを削減することにも繋がるので、こういった専門用語を覚えておいて損はないでしょう。
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