皆さんは郵便局が提供するタウンプラスと呼ばれるサービスをご存じでしょうか。
このサービスは直接配達員が配布するポスティングと比較検討されることが多いものです。
ポスティングを取り扱う業者はポスティングを専門とする業者だけでなく、広告代理店や配送業者、そして郵便局も含まれています。
そこで今回は、郵便局が行っているタウンプラスについてご紹介します。
タウンプラスとは?
タウンプラスとは、日本郵政が提供しているポスティングサービスです。
指定された地域内にある配達可能な世帯や事業者のすべてへチラシやDMを配達するサービスで、いわゆる全戸配布を行う際に選ばれるものになります。
町丁目単位での配布地域の指定や、宛先などの住所リストを使用せずに配布を行うことが可能で、郵便局員が指定エリア内で全戸配布を行います。
また、日本全国の誰にでも配送することが可能で、配送料金が地域によって変動することはありません。
ただし、配送料金はサイズによって変動します。
最低配送数が500通であるため、最安値は26円×500通の13,000円となります。
タウンプラスのメリット・デメリットとは?
郵便局が行っているタウンプラスにはメリットとデメリットがそれぞれ存在します。
まずはメリットについて紹介します。
・日本全国どこにでも配送可能
一般的なポスティング業者の中には、トラブルのリスクが高い地域や配送の手間がかかる地域への配送を請け負っていない場合があります。
そのため、全国一斉規模の全戸配布ポスティングを苦手とする業者は多いです。
また、郵便局のタウンプラスは、一般的なポスティング業者では出来ないチラシやDMの投函、離島や山間部への配送も可能なため、日本全国で全戸配布を行いたい場合には非常に有効な手段と言えます。
ほかにも郵便局が行っているサービスのため、ポスティングお断りのマンションや住宅にも配布できる点は大きなメリットになります。
・全戸配布する地域の指定を細かくできる
タウンプラスは配送地域を町丁目単位で指定して全戸配布を実施するため、ターゲットにしたい層が住む地域に対してピンポイントで配布することできます。
・ポスティング対象の顧客リストがない場合に有効
タウンプラスは地域を指定して全戸配布を行う形式のため、顧客リストがなくても配送することが可能です。
地域に住んでいる全ての世帯の不特定多数に配布できるため、新たに顧客を獲得したいときや新規事業を立ち上げる際などに高い宣伝効果を期待できます。
また、ポスティングされたチラシへのマイナスイメージやクレームが心配な場合、タウンプラスであれば郵便局員によって配送されるため、こういったマイナスイメージやクレームが軽減されることもあります。
一方、タウンプラスのデメリットには以下のような点があります。
・一般的なポスティングよりコストがかかる
タウンプラスの値段は一般的なポスティングと比較して高額になりやすいです。
それは郵便局員が配布を行うため人件費などのコストが加算されるからです。
タウンプラスは一通あたり26円から81円なのに対し、一般的なポスティングは一通あたり10円以下でおさまる場合も多く、全戸配布のポスティングにかかる全体コストでは数倍から十数倍の差があります。
そのため、一般的なポスティング業者が数多く配布を行っているエリアの場合、タウンプラスは割高になってしまいます。
・手続きが面倒,実施までに時間がかかる
タウンプラスを利用する際には、配布物を郵便局へ渡す14日前までに差出計画書を郵便局に提出しなければならないなど、手続きが面倒というデメリットがあります。
計画書の提出からさらに普通郵便の送達日数プラス7日以内に配送されるルールとなっているため、最低でも21日間の期間がかかってしまいます。
また、郵便局の提供するサービスであるため融通が利かず、配送予定期間内の郵便局の都合の良い日に配布されるため、日付を指定したい場合には向きません。
まとめ
今回は郵便局が行っているタウンプラスというサービスをご紹介しました。
タウンプラスは高額ではありますが、一般的なポスティング業者より配布可能地域が広く、郵便局員に配送されることの安心感などのメリットがあります。
また、一般のポスティング業者の配布物を拒否している物件であっても、郵便局員による配送であれば配布可能です。
タウンプラスか通常のポスティング業者のどちらを利用するのか選択する際には、ポスティングの目的を基準において考えることが大切です。
株式会社ポスティングサービスには長年業界に携わってきた実績があります。
ポスティングを検討される際にはぜひ、株式会社ポスティングサービスまでお問い合わせください。