「なんだかワクワクするチラシを作りたい」「ありきたりじゃ伝わらない気がする」と感じていませんか?特にENFP型や感性派の方たちは、型にはまったデザインや説明だけのチラシでは心を動かされにくい傾向があります。
もし、「もっと自由に、もっと夢を感じさせたい」と思っているなら、チラシづくりの発想を少し変えてみませんか。
今回の記事では、ENFP型の特徴を手がかりに、自由な世界観の作り方や、見た人の想像をかき立てる色・表現の工夫など、実際に取り入れやすいアイデアを紹介します。「ただ情報を並べるだけ」から一歩進んだ、心に残るチラシのヒントを、ぜひ明日からの制作に役立ててみてください。
まず「届けたい世界観」を描こう

どんなチラシであれ、まず「ここに行ってみたい」と感じてもらえるテーマを考えるところから始めましょう。
ENFP型や感性派の人が手にしたとき、単なる情報提供ではなく、ワクワクした気持ちやその場所にいる自分を想像できるかどうかが重要です。
「ここに来れば新しい自分に出会えそう」「今までと違う体験が待っていそう」と感じる世界観を軸にストーリーを組み立ててみてください。
業種ごとに変わるワクワクの空気感
業種によって演出すべき世界観やワクワク感は大きく異なります。
語学教室なら「言葉を学べば見える新しい世界」、美容室なら「変化を楽しめるリフレッシュの時間」、料理教室なら「一緒に作って食べる喜び」、イベントなら「出会いと発見の連続」等、具体的な利用シーンや体験をイメージできるテーマ設計が大切です。
読み手が「自分がここに参加したら」と自然に想像できる雰囲気を言葉とデザインで伝えていきましょう。

「体験」をチラシの中心に据える

チラシを見て行動につなげてもらうためには、商品のスペックやサービス説明より「どんな体験をしてもらいたいか」に焦点を当てるべきです。ENFP型は、五感や感情を動かすストーリーや、そこから生まれる「変化」に惹かれる傾向が見られます。
仮に、フィットネスなら「挑戦の先にある爽快感」、カフェなら「心がほっと安らぐ居心地」という具合に、提供したい体験を主役に据え、その場でどんな気持ちになるかを描写してみましょう。
体験や変化に焦点を当てると、読者は「この場所で自分は変われるかも」と未来の自分を想像しやすくなります。
想像させるストーリーで共感を引き出す
ENFP型の方は、物語性や共感できる体験に心を動かされやすい傾向があります。そのため、チラシでは「どんな人と出会い、どんな気持ちの変化があるのか」といったストーリーを盛り込むのが効果的です。
例えば、「最初は緊張していたけれど、気づけば笑顔がこぼれていた」のように、参加することで生まれる小さな変化やワクワクを具体的に描いてみてください。
また、実際に参加した人のエピソードや感想は、ENFP型の共感力を刺激します。「自分もこんな体験をしてみたい」と自然に感じてもらえるような、リアルなストーリーを意識して表現しましょう。
デザインで「自由」と「夢」を表現

ENFP型の人は、決まりきった形や単調なデザインより、自由さや遊び心が感じられるビジュアルに惹かれる傾向があります。線をまっすぐ揃えるのではなく、曲線や斜めの配置、丸みのあるパーツに動きのある形を取り入れると、パッと目を引きやすくなるでしょう。
イラストは、手描き風やラフなタッチを選ぶと、温かみや親しみやすさが伝わります。色づかいは、パステルカラーや明るい色をベースに、少し意外性のある組み合わせやグラデーションで夢やワクワク感をプラスしてみてください。
全体的に軽やかでやさしい雰囲気を意識すると、ENFP型の好奇心や創造力を刺激する一枚になります。
配色・文字・イラストの選び方
ENFP層が親しみやすい配色パターンは、パステルピンクとクリーム色、水色とイエロー、ラベンダーとミントグリーンといった組み合わせがおすすめです。
フォント選びでは、手描き風や丸文字系を使うと親近感が生まれます。写真とイラストの使い分けでは、リアルな写真で信頼感を、イラストで夢や想像力を刺激するという役割分担が効果的でしょう。
文字の大きさや配置は規則正しくせず、少し変化をつけると読む人の目を楽しませられます。全体のバランスを見ながら、遊び心と読みやすさの両立を目指してください。
ENFP型の特徴とチラシ演出アイデア一覧
ENFP型の特徴 | おすすめデザイン演出 |
---|---|
自由な発想力 | 手描きイラスト、不規則な配置 |
好奇心旺盛 | カラフルな配色、複数の視点 |
感情表現豊か | 表情豊かな写真、感情を表す色使い |
人とのつながり重視 | 集合写真、会話シーンの描写 |
夢や理想を大切にする | パステルカラー、空や雲のモチーフ |
変化を楽しむ | グラデーション、動きのある形 |
この表を参考にして、ターゲットの特徴に合わせたデザイン要素を選んでみてください。1つのチラシに全部を詰め込む必要はありませんが、2〜3個の要素を組み合わせるだけで十分効果が期待できます。
「心に残る言葉」と「行動したくなる導線」のつくり方

ENFP型に共感してもらうには、「夢」「発見」「仲間」といった前向きなキーワードを盛り込むと効果的です。
「一緒にチャレンジしてみませんか」「まずは気軽に体験してみましょう」など、読者の背中をそっと押す優しい誘いかけが最適でしょう。
また、新しいことに挑戦したり、変化を楽しんだりするのが好きなので、いきなり申し込みを促すより、「まずは見学から始めませんか」等の、小さな一歩から始められる導線を用意すると安心感が生まれます。チラシ全体のストーリーの流れにそって、自然と行動したくなる雰囲気を作るのがポイントです。
ENFP型へチラシを届ける方法

ENFP型は体験や共感、リアルなつながりに魅力を感じやすい傾向があります。
そのため、ただポストに投函するだけでなく、イベント会場やコミュニティスペースで直接手渡す、SNSやLINEでデジタル配信するなど、実際に人と人がつながる場面で届けるのが効果的です。
さらに、店頭やカフェのPOPと連動させて、実際に「ここに行ってみたい」と感じてもらえる工夫を加えることで、ENFP型の心にしっかり届くチラシになります。
店頭POPやカフェと連動した「体験型プロモーション」のコツ
チラシのイラストキャラクターを店頭POPで「見つけてね」と案内したり、「チラシ持参の方だけ限定特典」や、その場で参加できるワークショップコーナーを用意してみましょう。カフェやイベントスペースでは、チラシと店頭POPのデザインや色使いをそろえると、お客様が「このお店はチラシで見た場所だ」とすぐに気づいてもらえます。
また、「友達と一緒の来店で特典」や「SNS投稿でさらにプレゼント」など、参加型・共感型のキャンペーンを展開することで、ENFP型が重視する「つながり」や「ワクワク感」がいっそう高まるでしょう。
こうしたキャッチコピーについては、マーケトランクのタイアップ広告解説企業キャッチコピー特集で解説されています。リアルな体験とチラシの連動によって、ENFP型の「行ってみたい!」というワクワク感をより自然に後押ししてみましょう。
まとめ

ENFP型に向けた自由で夢あるチラシの設計法では、世界観づくりから始めて体験を中心に据え、デザインで自由さを表現し、心に残る言葉で行動を促すという流れが大切になります。
型にはまらない表現やストーリー性を基本にして、読む人が参加したくなるような空気感を作ってみてください。配色や文字選び、フレーズの工夫など、今日お伝えした具体的なテクニックは明日から活かせるはずです。
地域密着のチラシ相談については、名古屋をはじめとした各地でサポートを行っておりますので、お気軽にお声がけください。皆さんのチラシがENFP型の心に響くものとなるよう、最適なアプローチや表現方法を一緒に見つけていきましょう。