ポスティングは、配布エリアを選択できることや他の宣伝よりも安く費用を抑えられることが特徴の宣伝方法です。
しかし、ポスティング業者は数多く存在しており、その中にはお金を払っても期待通りの仕事をしない悪徳業者も存在します。
このため、新しくポスティング事業を始めた業者であれば、評判を良くするための実績作りは重要な課題であり、この課題を達成できなければ顧客と契約を結ぶことは難しくなります。
そこで今回は、社会的信頼があり安全なポスティング業者であると判断できる「ポスティング安全性評価制度」について解説します。
また依頼者にとっても、こういったポスティング業者の実績や安全性を一目で分かる制度があると業者選定の際に利用できる一つの基準にもなるため、ぜひご覧ください。
ポスティング安全性評価制度について
そもそもポスティング安全性評価制度とは、「一般社団法人 全日本ポスティング協会」が定めている、安全なポスティング業者を評価するための制度になります。
この制度を利用し、全日本ポスティング協会からの評価認定をもらうことができれば、自社の評判を上げるキッカケにもなることでしょう。
全日本ポスティング協会によって社会的に信頼され安全だと判断された優良なポスティング事業者には、安全性を公表するために『ポスティング安全性評価制度 認定マーク(GPマーク)』が与えられます。
発注者はこの認定マークを確認することで、事業者が安全かどうかを知ることができるほか、事業者にとってはこの制度で認定されることで安全な企業であるアピールにも繋げられるという、双方にとってのメリットがあります。
申請から認定までの流れ
・申請資格
ポスティング安全性評価制度を利用するためには三つの申請資格を満たしている必要があり、この申請資格を有しているというだけで一定の安心感を持つことができます。
①事業を開始してから3年が経過していること。
②チラシを配布する従業員が10名以上在籍してあること。(パート、アルバイトなども含んだ配布員の人数)
③全日本ポスティング協会の認定している「ポスティング管理責任者」を以下の通り配置していること。
a.支社・支店・事務所等を全国に設置している場合は、各場所に1名以上が必要。
b.上記の規模に満たない場合でも、1つの法人につきに1名以上が必要。
申請の前に、まずはこの資格を満たしているか確認しておきましょう。
・申請方法
ポスティング安全性評価制度の申請受付期間は前期と後期に分かれており、前期は3月1日~6月30日、後期が9月1日~12月20日までとなっています。
申請の手続きを行う際には、まず自身が申請資格要件を満たしているかを確認し、申請書類に記入しましょう。
安全性評価制度申請書類は、公式HPからダウンロードすることが可能です。
また書類申請料として、1件あたりで3000円、1法人で複数の場合では2件目以降で各2000円が必要です。
他にも、書類審査に合格した後の現地審査の段階で、全日本ポスティング協会の規定に基づいて出張審査料が発生します。
なお協会の正式な会員である場合は、書類申請料は免除され、出張審査料も割引がされます。
・審査基準
申請案件ごとに、まず全日本ポスティング協会の安全性評価制度委員が書類を審査し、申請基準を満たしているか確認します。
確認ができ次第、安全性評価審査委員会に諮問し、ここでの答申を経てから評価が決定されます。
安全性評価審査委員会とは、公平性や透明性を確保するため、有識者や国家資格有資格者・一般消費者や業界経験者の中から適正だと判断された者で組織された委員会です。
書類審査に加え、審査委員会による現地訪問などで総合的に判断され、改善報告書の提出を求められます。
改善報告書の審査の後、再び審査委員の現地訪問を経て、基準を満たしていると判断された場合に認定されます。
・認定
安全性評価制度の対象となると、協会から認定通知が送られ、この時に認定番号の決定が行われます。
その後、認定料を振り込むことで「ポスティング安全性評価制度 認定マーク(GPマーク)」が付与されます。
認定された事業者は、全日本ポスティング協会からWEBや広報誌で公表され、経産省等公的機関との共有がされて社会的に広く知れ渡ります。
依頼者にとっては、この制度で認定されているか否かが信頼できる業者を選ぶ基準の一つになります。
まとめ
今回はポスティング安全性評価制度について解説しました。
信頼できる業者であることをアピールするためにも、ポスティング業者の方は申請を検討してみてはいかがでしょうか。
株式会社ポスティングサービスには長年業界に携わってきた実績と信頼があります。
ポスティングに関する様々なご相談、ご依頼の際にはぜひ株式会社ポスティングサービスまでご連絡ください。