B4やA3の大きなチラシを作ったあと、このままポストへ入れて配ればいいと思っていませんか。実は、その判断が思わぬトラブルを招くケースがあります。結論からお伝えすると、大判チラシを折らずにそのまま投函する方法はおすすめできません。
理由はシンプルです。大きいチラシを無理に差し込むと、全体の3分の1ほどがポストからはみ出す場合があります。少し出ているだけで、雨で濡れたり風で折れたりしやすいです。外から内容が見える状態になるため、抜き取られたり、いたずらされたりする不安が出てくるでしょう。
問題は、紙が傷む点だけではありません。住人から邪魔だ、入れ方が雑だと思われると、クレームに繋がり、お店の印象まで悪くなります。実際、ポスティング業者が大判サイズのまま断る理由のひとつは、投函速度が通常の3倍近く落ちるからです。この記事では、配りやすいサイズの基準と、B4やA3をきれいに届ける方法を解説します。
ポスティングでクレームを防ぐ理想のチラシサイズとは

では、どのくらいの大きさなら安心して配れるのでしょうか。ポスティングの現場では、チラシはA4サイズ以下に収めるのがひとつの目安とされています。一般的な住宅やマンションのポストは、A4前後の紙が入りやすい形で作られているケースが多いからです。
特に配りやすいとされるのは、A4・B5・A5あたりのサイズです。この大きさならポストの奥まで入りやすく、はみ出しによる雨濡れやクレームのリスクを抑えやすくなります。反対に、B4やA3はそのままだと大きすぎるので、折り加工を前提に考える必要があるでしょう。
サイズごとの違いをイメージしやすいよう、ポスティングでよく使われる用紙を比較表にまとめました。どのサイズが自社のチラシに合うか、まずは全体像を確認してみてください。
| 元のサイズ | 投函しやすい仕上がりサイズ | 配布時の目安 |
| A3 | A4以下 | 折り加工が必須の大きさ |
|---|---|---|
| B4 | B5からB6 | 2つ折りを推奨するサイズ |
| A4 | A4またはA5 | そのままでも配りやすい |
B4チラシは何折りが正解?きれいに届ける折り方
B4チラシを配るなら、まず覚えておきたいポイントが2つあります。ひとつは、真ん中で半分に折る2つ折りです。B4は364mm×257mmありますが、2つ折りにするとB5サイズになり、学校で使うノートほどの大きさまで小さくなります。
2つ折りは、折る作業が早く、見た目を整えやすい点が魅力でしょう。一般的な住宅ポストなら、このサイズで十分入りやすいです。さらにコンパクトにしたいなら、縦横でもう一度折る十字折りがおすすめで、4つ折りにするとB6サイズ、つまり手帳ほどの大きさまで小さくなります。
B6まで小さくなると、投函口が狭いポストでもかなり入れやすいです。例えば、名古屋の古い住宅街で見かける投函口が小さいレトロなポストでは、B6サイズなら引っかかりにくく奥まで収まりやすいです。迷ったら、配りやすさ重視なら2つ折り、防犯性や確実さを優先するなら十字折りを選ぶと失敗しにくいでしょう。
A3チラシはどう折る?配りやすくする実践テクニック
A3チラシは420mm×297mmとかなり大きく、そのままではほとんどのポストに入りません。B4よりひと回り大きいため、折り方を間違えると配りにくくなり、紙が傷む原因になります。きれいに届けるには、サイズを小さくしながら見た目を崩さない工夫が欠かせません。
定番なのは、まず半分に折ってA4にし、そこから巻き3つ折りにする方法です。この形まで整えると、長形3号封筒とほぼ同じサイズになり、厚みがあっても投函しやすくなります。もうひとつ人気なのが観音折りで、左右を内側へ折り込むため、開いた瞬間に情報が大きく広がり、高級感のある印象を作りやすいでしょう。
ただし、A3は折る回数が増えるぶん、紙が重なって厚みが出やすくなります。折り目が甘いままだと、ポストの中で紙がふくらみ、途中で開いて詰まるケースがあります。折る際は端をきれいにそろえ、指やヘラでしっかり圧着しておくと、配布時のトラブルを防ぎやすくなります。

折っても読まれるチラシにするデザインの工夫

チラシを折ると、中身が見えなくなって捨てられやすいのではと心配する方は多いでしょう。ですが、折る行為が反響を下げるわけではありません。結果を左右するのは、折ったあとに最初に見える1面、いわば表紙の作り方です。
ポストから取り出した人が、そのチラシを読むか捨てるか決める時間は、わずか3秒ほどと言われています。その短い時間で興味を引くには、表面のいちばん目立つ場所に強いメッセージを置く工夫が必要です。例えば、最大50%OFF、新店オープン、無料体験受付中といった、メリットがすぐ伝わる言葉を大きく見せると反応が変わりやすくなります。
さらに、続きが気になる仕掛けを入れると、開封率は上がりやすいです。詳しくは中面へ、今月限定特典ありといった一言があるだけで、手が止まるケースは少なくありません。折る前ではなく、折ったあとにどう見えるかまで考えてデザインすると、チラシは読まれやすくなるでしょう。
チラシは手で折るべき?印刷所に任せるべき?

チラシを折る際に迷いやすいのが、自分たちで手作業をするか、それとも印刷所へ任せるかという点です。結論から言うと、少ない枚数なら手折り、大量配布なら外注が向いています。判断を迷いにくくする目安として、まずは配布枚数を基準に考えてみましょう。
500枚以下なら、手折りで十分対応しやすい枚数です。空き時間を使って作業できるので、加工費を抑えたい場合には相性が良いでしょう。ただ、1,000枚を超えてくると話は変わります。1枚ずつ折る作業は想像以上に時間がかかり、折り目のズレや仕上がりのばらつきが出やすくなります。
印刷所の折加工は、1枚あたり数円ほどで依頼できるケースが多いです。費用はかかりますが、短時間で均一に仕上がり、届いたそのまま配布へ移れます。コストだけで決めるのではなく、作業時間と見た目の品質まで含めて考えると、1,000枚以上なら印刷所に任せるほうが結果的に得になるでしょう。
配布前に確認したいポスティングの基本マナー

ポスティングで気をつけたいのは、チラシのサイズだけではありません。チラシを用意したのに、配り方が雑だと相手に悪い印象を与えてしまいます。気持ちよく受け取ってもらうには、基本的なマナーを押さえておく必要があるでしょう。
特に注意したいのが、配布禁止ステッカーが貼られたポストです。チラシ投函禁止や広告お断りと表示されている場合は、無理に入れない判断が欠かせません。また、投函するときは押し込まず、折れたり曲がったりしないよう丁寧に入れましょう。夜間や早朝の配布は住人の迷惑になりやすく、場合によっては警察へ通報されるリスクがあることから、明るい時間帯の配布が基本です。
季節によって日没時刻は大きく変わるため、配布前にその日の明るい時間を確認しておくと安心です。国立天文台の各地のこよみ では地域ごとの日の入り時刻を調べられ、日没前に作業を終えられるか事前に確認できます。こうした小さな準備が、クレームのない丁寧な配布につながっていくでしょう。
大きいチラシは、配り方次第で反響は変わる

ここまで見てきたように、B4やA3の大きなチラシは、サイズが大きいという理由だけで避ける必要はありません。問題になるのは紙の大きさそのものではなく、ポストに合わない状態で無理に配ってしまうケースです。届け方を工夫すれば、大判チラシは集客ツールになります。
チラシの反響を伸ばしたいなら、サイズを配りやすく整え、折った状態で伝わるデザインを考え、基本マナーを守る流れが欠かせません。この3つがそろうと、クレームを防ぎながら読まれる確率を高めやすくなります。
もし、どの折り方が最適か分からない、大量配布の準備まで手が回らないとお悩みなら、株式会社ポスティングサービス へご相談ください。面倒な折り加工作業から、クレームを防ぎやすい安全なエリア選定まで、一括でサポートしています。初めてのポスティングでも、安心して集客を始められる環境づくりをお手伝いします。

